2011年04月15日
登り窯補修⑤ 叩き、仕上げ
毎日、一通り表面を叩いて締めていく。
少しずつヒビが入ってくるので、叩いてヒビを無くす。
繋ぎに藁を入れたことで、ヒビを最小限にすることができた。
約1週間後。ある程度土が締まってきた時に、内側の籠を外す。
籠を取ったところ。内側。
叩いてデコボコを無くす。土が余ったら取り、隙間があったら埋め、叩く。
籠を取るタイミングが遅いと、土が固くなり作業が大変になる。
また、土が乾燥すると収縮してくるので籠があると大きなヒビの原因になる。
窯の保護の為、内側に耐火度の強い土(カオリン)を塗る。
昔は、窯砂に手泥を混ぜたものを塗っていたらしい。
完成。
こちら大口(沖縄では焚口)。
長く使っていないので、じめっと湿気ている。
湿気取りの為、チョロチョロと火を燃やしておく。
残る作業は、窯を煤が切れるまで焼く「空焚き」のみとなった。
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Posted by 川尻製陶所 at 02:18│Comments(0)
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