てぃーだブログ › life+tool 川尻製陶所 › 2011年04月

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2011年04月30日

市ワイワイ


陶器市始まって2日。
思ってたより皆さんお越し頂いて、ワイワイしてます。こんな時に、ありがたい事です。例年並みの人手


看板娘chaiも出勤。

突発的ライブ、「響き人」のジャンベ&笛&KINTAさんのイス・エアジャンベ、イス・エア笛 最高でした

窯出ししたら、修理後1回目にしては上々の出来。ありがたい。窯の温度の上がりが良くて早目に窯が焚き終わった分、冷めるのも早くて今日さっそく並べる事ができました。


明日は少し雨がパラつくみたいですが、まあそんな日もあります。
陶器市、お待ちしてますね~




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Posted by 川尻製陶所 at 23:34Comments(2)展示、出店

2011年04月27日

益子  TV報道


昨日、NHKのテレビで益子の状況がLIVE中継されました。
取材場所は、大誠窯。
川尻製陶所と同じく、登り窯のみで器を焼く数少ない窯場です。その窯がかなり壊れた為、息子さんが中心になり、年内を目標に修理していくそうです。時間も労力もかかる登り窯の補修ですが、大誠窯の登りは大きいサイズなので、さらに大変ですね。

そんな中で、益子の陶器市の準備も始まっています。


陶器市で、このようなステッカーが販売されます。
ステッカーの売り上げは、福島県浪江町大堀地区の相馬焼に全額寄付されるそうです。

益子の、窯業関係の被害総額は約8億円。

復興を目指して益子では、割れた器を利用して何かに活かそうという動きや、窯を貸せる人と借りたい人が情報交換できる伝言板が立ち上がったりなど、力を出しながらがんばっています。

コチラ↓のサイトでは、多くの工房の写真が載っていて、状況が分かりやすいかと思います。
東北関東大震災 益子町被災状況レポ




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Posted by 川尻製陶所 at 20:09Comments(0)News

2011年04月25日

復興窯 窯焚き

地震で壊れた部屋を直した、登り窯に火が入りました。

益子の町に、復興のノロシが上がりました。
地震後に登りを焼くのは、益子でココが1番最初かもしれません!!

やっぱりこの煙を見るのは良いですね。益子の風景って感じ。止まっていた歯車が動き出した感じがします。

新緑も気持ちが良い。

あれ、天井になんかとっくりみたいなのが下がってる。。

土バチの巣だ!先生、味があって良い壷です!

こっちにも。

復興窯の守り神として、ここに安置しよう。
窯焚き中に、どうか大きい余震が来ませんように。




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Posted by 川尻製陶所 at 21:35Comments(0)登り窯

2011年04月24日

もうすぐ陶器市~

いよいよ、益子・春の陶器市がせまってきました。
窯焚きを控え、器の仕上げと窯詰め作業に追われています。




益子は木の芽が一斉に芽吹き、木達も市に向けて準備を進めているような気がします。
いつもの様に、ふつうに、益子と市を楽しみに遊びに来て頂けたらうれしいです。

場所は、前回と同じ見目陶苑内での出店です。
今回のテントは、入り口から入ってすぐ正面なので、分かりやすいかと思います。

窯焚きがどうしても25(月)~にずれ込んでしまったので、窯出しは30(土)になります。その為、新作は5月に入ってからの登場です。
「新作が見たい!復興した窯で焼いた器が欲しい!」という方は、申し訳ありませんが5月に入ってからお越し下さい!お願い致します。



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Posted by 川尻製陶所 at 10:39Comments(0)News

2011年04月19日

空焚き


補修した部屋の乾燥具合を見て、先週末空焚きをした。
黒い煤(スス)が切れるまで(600℃くらい)、中に何も入れずに焼く。

真っ黒。

おっ、煤が切れた!

煤が切れてる途中。黒いところが煤。

自分も手を加えて作った窯にくべる薪は、また一味違う。
これからこの窯でどんな器を焼いていこう。
窯を直した事で、水を得た魚の様だ。
ようやく自由になった気がする。

これで、登り窯の準備は全て整った。
あとは器を焼くばかりだ。
とはいえ、器はまだまだ製作途中。
いつも器を作る時期に窯を作っていたので、時間が無いのは当たり前だ。
満足いく量は出来ないが、一つずつ丁寧に作っていこう。




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Posted by 川尻製陶所 at 21:20Comments(0)製陶所の事

2011年04月16日

ジャンベ卒業式


15日、ジャンベチームの言いだしっぺであり、益子一元気なばっちゃん・貴子さんとじっちゃんが、沖縄移住の為旅立ちました。お別れのために、久しぶりにジャンベのメンバーが集まり叩きました。


4年前、僕が沖縄に行くときに、貴子さんたち旧ジャンベチームのメンバーで送って頂いた。今度は、僕が送る事になろうとは思ってもいませんでした。


沖縄への移住は驚きましたが、まあ貴子さんらしいな、と。
貴子さんがいなくなると、益子が静かになって、寂しくなるよね、というのが皆の共通意見。
でも、別れあれば出会い有り。貴子さんも、新しい出会いを楽しんで下さい。


久しぶりに叩いたジャンベは、やっぱり楽しい。来月から、また皆で叩くことになりました。新メンバーに、期待のルーキー・源樹くん(高1)も加わり、早くも新しい出会いが。ノリノリで叩く、彼の成長が楽しみです。


貴子さんに誘われなければ、僕がこんなにジャンベにハマる事は出来なかったでしょう。ジャンベ以外でも、生き様、考え方は大きな影響力がありました。
関わった多くの人が同じ思いだと思います。
ありがとうございました。
貴子さんのいないチームでも、音を繋いでいきたいと思います。
お元気で!
オーガニック島バナナの収穫、楽しみにしてますよ~~






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Posted by 川尻製陶所 at 21:14Comments(2)日々

2011年04月15日

登り窯補修⑤ 叩き、仕上げ


毎日、一通り表面を叩いて締めていく。
少しずつヒビが入ってくるので、叩いてヒビを無くす。
繋ぎに藁を入れたことで、ヒビを最小限にすることができた。

約1週間後。ある程度土が締まってきた時に、内側の籠を外す。

籠を取ったところ。内側。

叩いてデコボコを無くす。土が余ったら取り、隙間があったら埋め、叩く。
籠を取るタイミングが遅いと、土が固くなり作業が大変になる。
また、土が乾燥すると収縮してくるので籠があると大きなヒビの原因になる。

窯の保護の為、内側に耐火度の強い土(カオリン)を塗る。
昔は、窯砂に手泥を混ぜたものを塗っていたらしい。

完成。

こちら大口(沖縄では焚口)。
長く使っていないので、じめっと湿気ている。

湿気取りの為、チョロチョロと火を燃やしておく。


残る作業は、窯を煤が切れるまで焼く「空焚き」のみとなった。




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Posted by 川尻製陶所 at 02:18Comments(0)登り窯

2011年04月14日

登り窯補修④ 屋根作り

作業の流れ:
編んだ籠の上に、立ち切りレンガを組んでいく。
目地に窯土を入れ、最後に窯土をぶつける。

先ず、入り口のアーチを組む。

籠のカーブに合わせ、少し内側に傾けて組む。
片側だけから組むと型がずれるので、両側からバランス良く。

籠の上に布を敷く。

その上に窯土を載せる。
重しにして籠の形を安定させて、立ち切りの目地にも使い、少なくなったらまた載せる。


叩いて締めながら。
下の立ち切りと交互になるように組む。
入り口のアーチと同じで、どこかに偏りがないようにバランスをとりながら組んでいく。


窯土をぶつけたあと。


ある程度手で伸ばし、形を整える。

●組み合わせが悪いところは、四角い立ち切りを割って丁度良い形にして使った。
●厚みは、なるべく薄く、最終的に約20cmくらいになるように組んでいった。




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Posted by 川尻製陶所 at 00:05Comments(0)登り窯

2011年04月12日

静岡手創り市を終えて。

ARTS&CRAFT 静岡手創り市が無事に終了しました。

今回の手創り市は、初日は雨で風も有り、雨の中のテント張りに始まって棚に雨が吹き込むわ、地面はビシャビシャとてんやわんやでしたが、2日目は晴れ間も見え、奇跡!と感じるくらい嬉しいものでした。

太陽のお陰もあって人で賑わい、県内にお住まいの方はもちろん、前回も来て頂いた方、神奈川や東京から足を運んでくださった方もいて、ご来店本当にありがとうございました。

今回とてもうれしかったのが、差し入れたち。
手作りのおにぎり、ドーナツ、お弁当、静岡のイチゴ、野菜や果物などの救援物資まで。。僕のお腹を完璧なチームワークでサポートして頂きました。ありがたや~。

その中から、市に出店していた「夕顔」さんの手まり寿司。

見て美味しい、食べて美味しい。日本の食文化ってすばらしい。

他の作家さんのテントは少ししか覗くことができなかったのですが、今回出店していた作家さんからも、もの作りの心意気をしっかり感じることができました。
生活を彩り、楽しくなるような、しっかりと手で作られたものたち。
そんなものたちと、作家さんと一度にたくさん出会えるのも、静岡手創り市の魅力だと思います。空の下の大きなグループ展みたいですね。

益子から来たと言うと、大変だったでしょうと良く言われました。
作り手として一番悲しいのはモノを作れなくなることで、確かに被害が有り大変でしたが、復興できる範囲内であり、家も工房もあり、また作っていけることができて本当に良かったと思っています。

多くの人に励まされ、気持ちを感じ、力を頂きました。
ありがとう静岡!







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Posted by 川尻製陶所 at 01:01Comments(3)展示、出店

2011年04月07日

静岡手創り市・2011春

いよいよ、静岡手創り市がせまってきました。
当日持って行く器や棚などを準備しています。

前回は1日間だったので、セッティングから片付け、車の運転までバタバタでしたが、今回から土日2日間の開催となり、少し余裕を持って静岡の雰囲気を楽しめるようになりました。

旅する器屋、久々の出動です。
気が晴れる旅になりそうな気がします。


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気になる天気は、9(土)が曇り時々雨の予報です。
大雨の場合中止となりますが、予報を見る限り中止になる事はないでしょう。
万が一中止の場合は、静岡手創り市のブログで当日の朝に発表されます。
気になる方はご覧下さい。

静岡手創り市 ブログ http://shizuoka-info.jugem.jp/
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Posted by 川尻製陶所 at 16:40Comments(0)展示、出店

2011年04月04日

登り窯・補修③ 籠編み

屋根部分を作る準備。
竹を籠のように編んで、屋根のレンガを乗せる土台を作る。
昔ながらのやり方です。


竹を当て、大まかな内側の大きさを決める。

壁に板を当て、竹が差し込める場所を作る。板は、棒を反対側の壁に当て、突っ張って固定する。

反対側にも同じく竹を差す場所を。

中心に、鳥居のような柱を立てる。

鳥居的柱に合わせ、竹を固定。紐は、園芸用しゅろ縄を使用。結ぶとき、結び目が外側にこないように。後でレンガを置いたとき邪魔になる。

次に、横に竹を1本。

そして斜めに竹を足していく。このくらいになると竹は安定してくる。鳥居の上に重りを乗せる。


最後に、隙間があいているところを短い竹を使って埋めて、完成。

◆ポイント◆
●竹を編む作業は、窯の内側の形を決める作業でもある。常に丸くなるように意識して竹を編んでいく。器を作る作業にも似ている。
垂直に立ち上がる壁のレンガと、丸くカーブしていく屋根のレンガが、うまく繋がるように。
●上に1人、中に1人入り、作業すると効率が良い。お互いに、竹がずれそうな所が無いか、壁との隙間がないか意識して作業していく。


●5cm以上の幅の竹は、曲げた時に中心が裂けた。4cm以下の幅が裂けずに使え、使いやすかった。
●竹が4つくらい重なるとデコボコになり、レンガを置いたときガタガタにずれてしまう。重ねるのは3つまでに抑えるのがベスト。
●籠の穴は、レンガが落ちずに乗っかっていられる位に。父曰く、「犬が逃げないくらい」

●後の壁。下の板だけでは竹の隙間ができてしまっていたので、上の方に追加で板を当て固定し、隙間をなくした。

以上が今回の大まかな内容。
細かい部分や、様々な条件に対応して窯を作り上げていくには、さらなる経験が必要だと思った。

中に入りながら夢中で竹を結んでいると、気付いたら外に出られなくなってしまう事があるので注意!

 

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Posted by 川尻製陶所 at 18:57Comments(0)登り窯

2011年04月03日

登り窯・補修②

前回に引き続き、補修の工程です。

今回は、底面(器を乗せる棚を組む部分)作り。

◆ポイント◆
●棚を乗せる重要な部分なので、水平を見ながら歪みが無いようにする。
●レンガは、耐火レンガSK32(耐火度1320℃)を使用。

下から決めていく。通路に必要な幅を取り、レンガを組んでいく。今回の通路幅は作業のしやすさを考え、少し広めの45cm幅に。レンガの下には耐火度の強い砂を敷く。

レンガが接する部分には全て耐火モルタルとシャモットを混ぜたものを塗る。レンガは全てジグザグにずらして配置。

置いただけでは不安定なので、その都度叩いて締めていく。

棚の重みでレンガが前に倒れてくることがあるので少し傾斜をつけた。高さは5段。

上の段も同じようにレンガを組んでいく。この部屋は奥行きの幅が165cmと広めなので、階段のように前と後ろで段差を付け、棚板を2列で組めるようにした。上段の高さは4段。


次は、入り口の扉(戸前/戸口)の、垂直にレンガを組むところまで作る。

入り口の幅も、少し余裕がある70cmに決定。

底面と同じ要領でレンガを組んでいく。この部屋は奥行きの幅が広い為、火前と後の温度差がある。それを考えて、間に薪を入れ後側の温度を上げられるよう、薪をくべる口を作っておいた。

ここまでの作業。上から。



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Posted by 川尻製陶所 at 23:57Comments(0)登り窯

2011年04月02日

1周年

沖縄から益子に帰り、1年が経ちました。

この1年何をしていたかと思い、ブログを読み返したりしてみました。
一言で言うと、挑戦の1年でした。ちょっと、忙しかったかなと思います。

器を作り、出店して、お店を作り、色んな人と出会い、教室を始め、ジャンベを叩き始め。地面が揺れて、失ったり、変化したり。
3月後半の時間は、これからの事を見つめるきっかけとなりました。改めて、自分がどこで、何をしたいか、の。

失ったものもあるけれど、マイナスや、ゼロからのスタートでは無いことは明らかです。今また、新しい挑戦が始まったんだと思います。

一歩ずつ前へ。
作ることしか能がない自分の、モノ作りを楽しみながら。





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Posted by 川尻製陶所 at 00:54Comments(0)日々