里山通りの会
9月18(土)~20(月)に益子で行われたイベント「陶の里・益子 Gallery Walk 2010」。
このイベントの主催、中心となっているのが「里山通りの会」。
益子の陶器のメインストリートから少し外れたところにある、カフェや雑貨、器屋さんたちが加盟しています。
「益子をもっと盛り上げていこう!」という熱い思いをもった岩下製陶の岩下武さん(小学校のときの幼なじみのお父さん)が立ち上げ、中心となり、それに賛同した人たちで、2008年に結成。
以後、みんなで案を出し合い、今まで個別だったお店を繋げ「里山散歩道」とし、お客さんが歩きやすいように看板、パンフレットの作成、お花を植え、鳥の巣箱を作ったり、定期的に散歩道の草刈・掃除、手作りの横断幕の作成など、さまざまな活動を行ってきました。
そしてもちろん、今回で2回目となった「Gallery Walk 2010」の企画、ステージや出店場所の場所作り、チラシ・のぼりの作成、宣伝、当日の受付、交通整理、クレームの対応、出店者さんとの交流のための交流会の準備まで、「里山通りの会」が行います。
僕自身、春に益子に帰ってきて以来、何度か草刈や集まりに参加しました。
この会がとても良いなと感じたのが、
●益子を盛り上げたいと真剣に話し合っているところ。
●それぞれが得意な分野で力を出しているところ。
●そしてまじめな話だけでなく、じょうだんを言ったりしながら楽しみながらやっているところ
でした。
今までここまで話すことがなかったであろうご近所、同業者さんたちが、この会を通して良いコミュニケーションや情報交換の場となっているんだと思います。
「近所に住んで●十年になるけど、そんなこと聞いたことなかった!」
っていう感じです。
力強い「輪」になった里山の会によって、新しく益子が動いていく気がします。
最近は、大手の陶器製造・販売会社「つかもと」や、「STAR NET」も加盟し、地道な努力が実ってきている気がします。
9月の連休には年に一度の大仕事、gallery Walk2010を終え、メンバーはほっと一息ついているところですね。予想以上の盛況ぶりで、大成功でしたが、まだまだ改善点もあります。その一つが、作業時のメンバーの出席率のわるさ。一部のメンバーに負担がかかってしまっている状況です。里山の人たち一人一人が力を出していかないと、盛り上がっていけませんよね。
しかし、イベント時は、各店にお客様が来る忙しい時期にもあたるので、なかなか参加できない。難しい問題ですね。
忙しいながらも、gallery Walkに力を出した会長始めスタッフの皆さんは、
奥さんに、「忙しいのに店ほったらかしにして何してんのよ!」 と怒られながら、暑い中交通整理などがんばっていました。
もっと盛り上がって益子が活性化してくれば、奥さんも夫が何をしていたのか理解してくれると思うんですけどね~。